普段の生活ではあまり馴染みのない自分のパスポート。しかし、海外旅行中はお金の次にとっても重要なアイテムです。このページでは、パスポートの重要性はもちろんですが、旅行中の保管、盗難や紛失時の対応について書いています。
「こんなページがあったな!」と覚えておけば、イザという時に役たちますよ!
パスポートについて
海外旅行には絶対に必要なアイテムがパスポート。しかし、普段日本で生活してしていると、特にパスポートなどは必要がないので、よく知らない人が案外沢山います。そんなタイ旅行でのパスポートの重要な情報をまとめてみました。
当たり前なんですが、パスポートがないと日本から出国できせん。
とっても初歩的な事なんですが、未だに日本の国際空港でパスポートを忘れている人を見かけます。当然タイも外国なので、パスポートは必要で、パスポートが無いと日本からの出国はできません。
玄関から出る時には、パスポートとお金の確認を忘れずに!
パスポートの有効期限にも注意して下さい。
パスポートの期限の終了まで6ヶ月を切っていると、タイで入国を断られる場合があります。本来パスポートは有効期限がとても長いので、ついつい確認を忘れがちです。タイ旅行を決めた時点で、残りの有効期限を確認しておくのが良いでしょう。
延長手続きなどは通常1週間から10日くらい必要ですので、タイ旅行のスケジュールに合わせて余裕を見て手配しておいて下さい。パスポートの延長手続や再発行手続きは、パスポートを発行してもらった各都道府県の旅券事務所に問い合わせて下さい。
もしも旅行中にタイ国内でパスポートを紛失してしまったら?
実際にパスポートを無くした友人とタイ居合わせたので近くで見ていましたが、とにかくテンパります。目の前が真っ暗とはこの事です。「日本に帰れない!どうしよう・・・」と心細くて仕方ありませんが、安心して下さい!きちんと手続きを踏めば問題はありません。たしかに面倒臭いですが・・・。
紛失が分かった時点で、すぐに日本大使館に連絡をして下さい。パスポートの再発給か帰国の為の渡航書の発行手続きをとる必要があります。再発給には結構時間がかかるので、紛失するといろいろと事務手続きは大変です。
こんな面倒な事がないように、パスポートの管理には十分気をつけて管理して下さいね。
大使館住所:177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330 Thailand
Tel: 66-2-207-8500 / 66-2-696-300
パスポートは肌身離さず、財布とは別々に持ち歩くのがベター。
タイの法律では、タイ国内を外国人が外出する時はパスポートなどの身分証明書を所持する事が義務付けされています。とくに現在は軍事政権下であり、取り締まりが厳格化しているので、きちんと所持しておくようにしましょう。
また、パスポートはできれば財布とは違うカバンや、お金などの金品類とは別の場所に入れて携帯しておきます。なぜなら、外出中に物を取り出ししないところに入れておく事で、財布の出し入れ時に引っ付いて落としてしまう「ポカミス」的な紛失のリスクを回避して下さい。
まが、万が一強盗などの被害に遭った際でも、金銭とパスポートの分けておく事で、2つも盗られてしまうのを防げます。
タイ旅行で滞在できる日数は?
日本人ではれば、ノービザ(ビザ申請など必要なく)で最大で30日間はタイ旅行を楽しむ事ができます。30日間を超える場合や、観光以外の目的でタイへ渡航する場合は、日本国内にあるタイ王国大使館や領事館で渡航目的に合ったビザを申請する必要があります。
オーバーステイには気をつけて!
オーバーステイとは、タイ政府から許可された期間を過ぎてタイに滞在する事です。通常の旅行やツアーなどで30日間という期間がるのでオーバーステイになる事はまずありません。しかし、時間が自由な個人旅行で、タイの居心地の良さに「つい長居してしまう」そうした日本旅行者の人は少なくありません。気持ちよ良くわかるのですが、タイの法律違反となり結構面倒な事になってしまいます。
では、仮にオーバーステイしてしまったらどうでしょうか?だいたい1週間くらいまでのオーバーステイだと帰国時に一日500バーツ(約1800円)分の罰金を支払う必要があります。長期の間のオーバーステイは、逮捕された後に日本への強制送還となります。
一度オーバーステイなどの違法行為を犯すと、タイへの再入国は拒否され場合も少なくなくありません。オーバーステイには注意して下さい。
滞在許可の延長手続き
こちらも普通のタイ旅行の場合は関係ありませんが、タイ旅行でどうしてもタイにビザの期間を越えて滞在する必要がある場合は、バンコクにあるイミグレーション(入国管理局)で滞在延長の手続きを取る必要があります。
イミグレーションの代表的な施設はバンコクにあり、シーロム近くのサトーン地区にあります。少し不便なところにあるので、タクシーで行くのが無難です。
ひとつ注意して頂きたいのは、滞在許可新鋭手続きをしたからといってすべてが許可される訳ではなく、不許可となる場合もあります。そういう場合は、ビザ手続きの専門の会社などを通じて申請する事で、驚くほどすんなりと許可される事があります。頭の片隅に入れておくと、イザという時に助けになるかもしれませんね。
タイ国内ではパスポートの携帯が義務化されています
日本人にはあまり馴染みがないのですが、外国では身分証明書がないとすぐに警察に勾留される国がほとんどです。タイも軍事政権下とテロの発生により、外国人のパスポート所持については取り扱いが厳格になっています。パスポート不携帯の場合は、身分が判明するまで警察に身柄が拘束されてしうので、注意が必要です。
とくにバンコクでは警察への命令が徹底しているようで、頻繁に警察によるパスポートチェックを見かけます。不要なリスクを避けるためにも、パスポートは手元で管理して、警察の求めに応じてすぐに提出できるようにしておきましょう。
パスポート不携帯・不提示は、余計なトラブルの元です!
タイ旅行に慣れた人は、「日本人だから、パスポート見せなくても大丈夫だよ」と言う人が未だにいます。しかし、そんなことはありません。パスポートの不携帯行為はタイの法律違反であり、処罰の対象となります。なんの根拠があって法律違反行為に「大丈夫」と言っているのか解りませんが、日本人観光客も毎年少なからずパスポートの不携帯・不提示で警察とトラブルになっているようです。
タイ旅行を楽しくハッピーな旅にする為に、余計なトラブルの元は避けていきましょう!
パスポートのコピーを用意して、財布の中に入れておくとよいですよ
マリンスポーツやトレッキングなど、どうしてもパスポートを持って出られない場合もあるかと思います。そういった場合は、パスポートのコピーを財布の中に一枚入れておくと、非常に約に立つことが多いです。そのコピーにホテルの名前と電話番号を記載しておけば、パスポート不携帯でもむやみに長い時間足止めされる確率はグッと下がります。
仮に足止めされても、ホテルへの身分確認が済んだ時点で放免となる場合がほとんどです。パスポートの所持確認は、警察にとって「身分を確認」できれば良いもので、きちんと確認できれば問題はありません。
最近ではパスポートの身分証明の部分をスマホに撮影して画像として保存しておき、それを見せるとOKの場合もあるようです。
どちらにしても、法規的な原則としては「パスポート所持」が基本です。コピーや画像で持ってるから大丈夫!という訳ではないので注意して下さい。
こうやって文章にすると「タイ警察は怖いなぁ」というイメージを与えてしまうかもしれませんが、諸外国を数多く見てきた中ではもっとも紳士的でフェアな部類に入ります。タイ国内を旅行中にパスポートをちゃんと所持していれば、変な足止めを食らうことはまずないので、安心して下さい。
日本では出入国ゲートの自動化レーンを利用して激混みから解放!
ちょと得する便利な制度。日本を出国する時や帰国の際には必ず通り事になる出入国ゲート。これが飛行機のスケジュールによっては激混みする事があります。時に疲れて旅行から帰ってきた時に、この激混みは非常にツラい!そんな時、出入国ゲートを見ると、空いているゲートがありませんか?
恐らく一つは「外交官用ゲート」。そしてもうひとつが「自動化ゲート」です。この「自動化ゲート」は私達でも簡単な申請登録で利用する事ができます。
専用窓口で申請すれば、20分くらいで申請登録が完了してその当日から自動化ゲートが利用できます。しかも申請は無料です。出発当日に少し早く家を出て登録窓口に行くと、激混みゲートをスイスイと抜けれてストレスフリーですよ!
■自動化ゲートが設置されている空港
- 成田空港…第1ターミナル・第2ターミナルの各出国審査場・上陸審査場
- 羽田空港…中央及び北の各出国審査場・上陸審査場内の入国管理局事務室
- 中部空港…出国審査場・上陸審査場
- 関西空港…第1ターミナルビル・第2ターミナルビルの各出国審査場・上陸審査場
※自動化ゲートは日本国内の空港で利用できるシステムです。タイの出入国ゲートでは利用できません。
タイ国の出入国カードの注意点
飛行機に乗ってしばらくすると、乗務員が「出入国カード」を配り始めます。この用紙に必要事項を記入して、空港にある入国ゲートで入国管理局の担当官パスポートと一緒に渡します。
もし居眠りして貰うのを忘れたとしても、乗務員にえば直ぐにもってきてくれますし、飛行場の入国ゲートのところにも用紙と記入台があるので安心して下さい。
飛行機の中で出入国カードに必要事項を記入してしまうのがなにかと便利です。そのために、手荷物の中にボールペンを一本いれておくと良いですよ。
出入国カードの記入方法は、こちらのページを参考にして下さい。
最近は出入国カードに電話番号を記入させられる事もあります。
2016年の始めころから、出入国カードのはじっこに携帯電話や連絡先番号を記入されるように指示される場合があります。この場合、日本人であれば日本の携帯電話番号が書いてもOKですし、タイ国内の宿泊先、友人などの番号を書いても大丈夫のようです。
ツアーの場合は、ツアーの添乗員が処理をしてくれる場合がほとんどですので、ツアーの添乗員がいる場合には指示に従って下さい。
出入国カードの出国カード部分を無くさないように注意!
タイの出入国カードはその名の通り、「出国」と「入国」に必要な情報が一枚の長い記入用紙になっています。「入国」する際に、その用紙の「入国」の部分だけを切り取り、「出国」の部分はパスポートに挟んで返してくれます。
この「出国」の方の用紙が、旅行中にとても無くしやすいのです。昔はホッチキスで入国審査官が止めてくれていたのですが、最近ではパスポートに挟んだ状態で返してくれる場合が多くなっています。この状態では、旅行中にポロリと落としてしまう可能性があります。
「出国カード」の方はタイから日本へ帰国する際に必要で、もし紛失すると、出国ゲートのところで再発行の手続きなどを行う必要があり、出国ゲートの混み具合によっては、多くの利用者からの冷たい視線を感じながら手続きを行う場合もあります。
最後の最後でイヤな思いをすれば、せっかくのタイ旅行は台無しです。無くさないように注意して保管して下さい。
私はタイへ渡航する時には、旅行かばんの便利ボックスの中に小さいホッチキスを入れています。ホテルに到着して直ぐに、出国カードをパチンとパスポートに貼り付けてしまいます。これで無くす心配はありませんから。
タイ旅行でのパスポートの注意点まとめ
パスポート関係で押さえておくこと
- パスポート絶対に忘れない
- パスポートの有効期限の残りに注意して
- タイでは常に持って歩いておくこと
- ビラビラの半券(出国カード)を無くさないように注意!
パスポートに関連するちょっと便利なTIPS
- ボールペンを機内持ち込み手荷物の中に入れておくと便利
- 自動化ゲートの申請は無料。当日から利用可です
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