女友達とはよく旅行に行きます。私も友達も、特に海外旅行が大好きで、いろんな国に行きました。その中でも今回は、タイに行った時に遭ったタクシー運転手とお店の詐欺のお話をしたいと思います。
今思えば笑い話ですが、当時は本当にびっくりしました。どうしてこうなってしまったのか、こんなことにならないためにはどうすれば良かったのか、対策なども書きました。どうぞ笑って読んでもらえればと思います。それではご覧ください。
オススメのお店に向かおう
私は旅行友達が多く、タイにすでに行ったことのある友人もいましたので、何がオススメかを聞いておきました。すると「 ソンブーン シーフードというお店が有名で美味しいからオススメだよ。安くてふわふわ卵が乗ったカニのカレーが食べられるお店だよ」という情報を手に入れました。これは行くしかないということで、タイについて早々行くことにしました!
交通手段はどうするか?
タイではトゥクトゥクという自転車三輪タクシーが有名です。せっかくだし、乗ってみようかと思ってトゥクトゥクを探していると、トゥクトゥクのお兄さんが声をかけてきたのですが、一回500円と言われました。タイの物価を考えるとちょっと高すぎるのではないか、ということを友達と話して、その近くに止まっていた普通のタクシーに乗り込むことにしました。
詐欺に遭ってしまった!
最初に乗ったのは白タクだった
タクシーに乗り「ソンブーンシーフード」と伝えると「OK〜OK〜!」と陽気なおじさんが車を走らせます。しかし、よく見るとメーターが動いていません。
「メーター!プリーズ!」
英語が通じるのかもわかりませんでしたが、とりあえず日本語よりはいいだろうということで、必死に訴えますが、メーターが動く気配がありません。
私たちが怒っているということを察したのか急にタクシーは止まり、「バイバイ」と私たちは降ろされてしまったのでした。今思えばあれは白タクで、言い値で支払わなければならなかったと思います。もっとちゃんと見ておけばよかったです。
次のタクシーはちゃんとしたタクシー?
知らない場所で降ろされてしまったので、仕方がなく道端の人に地図を見せながら「ここはどこですか?」と聞いて回りました。もう英語を使う気力もなく、日本語で質問をしたのですが、案外ジェスチャーがあると通じるものですね。すぐに自分たちのいる場所がわかったので、再び今度は白タクでない普通のタクシーを探して乗り込みました。
ソンブーンに到着?
こっちのタクシーのおじさんは寡黙で、どんどん車を走らせます。「あれ、こっちの方向だったっけ…?」「っていうか、こんなに遠かったっけ…?」薄々、ちょっとここは違うのでは、と思いつつもソンブーンについたというので車を降りることにしました。
この時のタクシー料金は特に高かったなという印象はなく、やっとお店についたという事に安堵してお店に入りました。
「ソンブーンシーフードカレー」が3000円?!
お店に入ると、カレーがあったのですが、日本円にしてどれも3000円以上するものばかりでした。
「高くない?」「あれ、聞いた人は安いって言ってたんだけどな…」「やっぱり私たち、騙された…?」このお店はちょっとおかしいのではないかという話になり、幸い飲み物は50円程度でしたので二人で飲み物だけ飲んで店を出ました。
もう一度、自分たちがどこにいるのか把握する必要があるなということになりました。
なんだとっ!タクシー運転手とソンブーンディーの共謀詐欺!
再び道端の人にここはどこか、あの店はソンブーンじゃないのかと聞きました。すると
「あの店はタクシー運転手とグルになっているよ。君たちが行きたいのはソンブーンシーフードじゃないのか?あそこはソンブーンディーという全然別の店だよ」
というようなことを言っていたと思います。「えー!」「やっぱり詐欺だった!」私たちは結局詐欺に遭ってしまったのでした。
ソンブーンディーの詐欺に遭わない為には?
まず、「ソンブーン」という名前を言わない方がいいみたい
後で知ったのですが、このような詐欺はよくある話で、ソンブーンという名前をタクシーの運転手には言わない方が良いとのことでした。当時の私たちもそのことを察知して、「ソンブーンシーフードのも最寄りの電車の駅で降ろしてもらおう」ということにしました。
白タクではない普通のタクシーに乗り、駅の名前を伝えて、無事、お店に着くことができたのでした。
これはソンブーンに限った事でなく、他の有名なお店や観光スポットでもよくある詐欺なので、気をつけて下さいね。
本物の味は最高!プーパッポンカリーがとっても美味!
友人がオススメしてくれたカレーはプーパッポンカリーだということがすぐにわかり、注文しました。
そのほかにも空芯菜の炒め物も注文しました。プーパッポンカリーは評判通りの美味しさで、カレーにカニと卵が入ってるとこんなに合うんだ!と感激でした。
カニの殻からカニの身を出しながら、「本当に食べられて良かった…」「これが食べたかったんだ…」としみじみしながら夢中で食べました。空芯菜は「めっちゃ辛い!でもうまい…でもめっちゃ辛い!辛すぎる!」と言いながら、口の中がヒリヒリになりながら二人で食べていましたが、途中で大量の唐辛子が丸ごと入っていることに気づきました。
周りを見たわすとその唐辛子を避けて食べている人がいたので、それを避けて食べると「ピリ辛でめちゃくちゃ美味しいじゃんか…」ということがわかりました。
食べるのも一苦労ですね。食べ方をお店の人に聞いたり周りの人を観察してから食べればよかったです。
なんだかんだいい思い出
今でも友達と会うと、この時の話をします。当時はすごく腹が立ちましたが、そういう経験も全て楽しかったなという思い出になっています。
この体験談を書いていたら、またあのカレーが食べたくなってきました。
次に行くときは電車で行くか、タクシーで最寄りの駅で降ろしてもらおうと思います。
文:りん
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