フアイナムダン国立公園は、チェンマイのメーテーン郡からメーホンソーンのパーイ郡にかけて、二つの県にまたがる国立公園。標高400~1,962メートル、総面積約1,252平方キロメートルのこの公園には、パーイ川の源流があるほか、手つかずのまま残っている落葉樹や常緑樹の森林が広がります。
真夏(3~4月)でも最高気温が23℃までしか上がらず年中涼しいことから、森林浴や川下り、象のトレッキングを楽しむ観光客で賑わい、コテージやキャンプ場などの宿泊施設も整備されています。公園内には温泉も2ヶ所あり、ひとつはチェンマイ寄りの「ポーンドゥアット(Pongduet)」と呼ばれる2mほどのお湯がふき出る噴水式の温泉で、水着で浸かれるようになっている場所があります。もうひとつは、パーイ市内から9kmほどの「ターパーイ(Taa Pai)温泉」と呼ばれるところで、こちらも水着で入浴できるほか、温泉たまごを味わうこともできます。
また、この国立公園は、11月から2月頃までの早朝にビューポイントから雲海がみられることでも大変有名です。好天の日の早朝から朝09:00頃までに訪れると、目の前にはこの世のものとは思えないほど美しいパノラマビューの景色が広がっています。
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